サラ金のお金で税金支払いはアリ?悩んでいる人はコレを確認!

お金に困ったときこそサラ金の出番と考えている方も多いのではないでしょうか。無い袖は振れないとも言いますが、サラ金を無理のない範囲で使えば、少しだけお金がない期間を調節することが可能です。うまく調節できれば、どうしてもそのタイミングで必要になる現金を調達することが可能になるでしょう。

そのように、「そのタイミングでどうしても必要になる現金」というものに、税金があげられます。国民の誰もがこなさなくてはならない務めです。多くの場合は定められた期日までに金銭的な負担をする必要がありますから、そのタイミングで現金を切らしていると未納ということになってしまいます。そのような事態を避けるため、一時的にサラ金で現金を借り入れ、それを税金に充てるということを考える方もいらっしゃるでしょう。

このような方法は上手なテクニックと言えるのかどうか、少し立ち止まって考えておきたいことがあります。

税金は期日までに支払わなくてはならない。これは常識ですよね。ですが、このことに意識を取られすぎると別のことを見落としてしまいがちです。税金は国民のすべてが関係する務めであるだけに、期日までに支払えないケースへの対応も用意されているということです。

ご存じない方も意外といらっしゃるのですが、税金もまたサラ金と同様に、期日までの支払いが不能になった場合、事前に連絡などをすることで相談に応じてもらえることがあります。払うべきものは払わないといけませんが、その払い方については融通を利かせてもらえることがあります。例えば、納税期限を延長してもらったり、分割納税に応じてもらえたりすることがあるのです。

免除や減額については、少し難しい部分があります。税金は自身の年収に応じて課税されるケースが多いため、それぞれの年収に応じて税額も適正な額に自然と増減するからです。ですが、まったく不可能というわけでもありません。やむを得ない事情などがある場合には減額や免除に応じてもらえる可能性もありますので、納税が難しい方はとにかく課税機関に相談することが第一です。

杓子定規な徴収をされるイメージがつきまといやすい税金にも、このような融通案が用意されていることがあります。したがって、納税が苦しいとき、サラ金からお金を借りて税金に充てる前にこの可能性について考慮すべきと言えます。

なぜなら、サラ金には利子がつきまといます。納税にも苦慮するくらいにお金に困っている場合、納税を済ませた後に入るお金によって、サラ金への借金を一括で返済できることばかりではないでしょう。納税のために借りたお金の返済に長期的な時間がかかる見込みであれば、利子も馬鹿にできない額になる可能性があります。

それくらいならば、まずは税務署や役場に出向き、延納や分納を求めたほうが効率的です。延納や分納を選んだ場合、本来の納税期日に納めるべき額よりも少し税額が加算されることもあるのですが、それでもサラ金の一般的な金利よりはずっと低い利率になっています。こちらの方法を選んだほうが、サラ金でお金を借りて納税するよりも安上がりとなるでしょう。

将来的にお金が入ってくる見込みも薄い方であれば、サラ金に手を出して納税しても、重い利子によってかえって苦しくなる可能性があります。まずは税金に用意されている融通案を利用できないかどうかを検討しましょう。サラ金を利用すべきかどうかの検討は、その後でも間に合います。

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