利用自体NG?冷静に確認したい、警察官における消費者金融利用のTPO

現在は消費者金融と名前が変わってきていますが、かつてサラ金と呼ばれたそれらサービスは社会のいたるところに存在します。現在でも多くの方が借入を利用されています。

これらサラ金に関する話の中で、「無理のない範囲での利用」や「上手な資金運用」などが叫ばれがちですが、どれもこれも利用そのものについての是非を問うものではありません。それもそのはずで、サラ金は確かに特殊なサービスではありますが、利用自体は個人の責任において自由に利用することができます。

そのようなサラ金の利用ですが、ごくまれに「利用自体がアリなのかナシなのか」という悩みの声が聞かれることがあります。サラ金業者の審査に通過でき、なおかつ個人の責任において利用するのなら問題はないはずですよね。

実は、利用自体の是非に悩んでいる声の主は、職業柄の理由でサラ金の利用を思い悩んでいる方が多いのです。そのような職業として「警察官」などがあります。

警察官について多くの説明は必要ありませんね。社会の秩序を守ることを仕事としている職業です。彼らはその職業の性格と、さらに公務員という性格を併せ持っていることから、サラ金の利用自体がNGなのではないかと思い悩まれることが多いのです。

サラ金の利用は、警察官という身分においては不適切なサービスなのか、少し考えてみましょう。

そのような悩みは、サラ金という言葉につきまといがちなあるイメージから発生することが多いのではないでしょうか。サラ金はかつて多重債務者を多数出してしまい、自殺者も出るほどの社会問題となってしまいました。このことから、サラ金というサービス自体に、何か反社会的なイメージがついてしまった部分は否めません。

現在は消費者金融と名前は変わっているものの、サービス内容自体は似たようなものです。警察官という立場上、反社会的なイメージのあるサービスを利用することはためらわれる部分もあるでしょう。

ですが、これはあくまでイメージや風潮の問題であって、警察官がサラ金を利用したからと言って法令に違反するというようなことはありません。警察官という職業にあっても、あくまで一社会人として、個人的に利用する上で問題はありません。

むしろ現職にある方であれば、審査を簡単に通過できる可能性すらあります。サラ金業者にしてみても、貸したお金を確実に回収するため、職業の安定性というものは厳しくチェックしています。その点、警察官という身分は、近年では珍しい部類に入るほど安定した職業であり、社会的信用という点で言えば申し分がないのです。優良な顧客として、喜んで業者は貸付を行ってくれるでしょう。

では、これから警察官を目指している方がサラ金を利用しているケースについてはどうでしょうか。サラ金を利用していると採用試験に不利になるというようなことがあるでしょうか。

これについても、そこまで心配はいりません。サラ金に違法性がないのは先も述べた通りです。個人の責任において、きちんと正しく利用しているのであれば、サラ金の利用がことさら問題視されることはありません。

ただし、現職であってもこれから目指している方であっても、利用の仕方には気をつけましょう。いくら違法性がないとはいえ、やはり警察官という身分の責任上、サラ金で身持ちを崩すというようなことはNGです。本人にいくら返済の意志があるといっても、身の丈をはるかに超えた無謀な借金を作っていると周囲から問題視される可能性はあります。

以上のように、警察官のサラ金利用は可能ではあるものの、一般人以上に慎重な利用が必要と言えます。

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