益のないサラ金の踏み倒し!利用者は必ず知っておくべきデメリット!

サラ金で作った借金を踏み倒すという構図のエピソードは、フィクションの世界や都市伝説的な噂話でよく聞かれます。実際にサラ金を利用しており返済が苦しいと感じられる方にとって、これらのエピソードはつい心惹かれてしまう部分が、ないとは言えないのではないでしょうか(笑)。

借金を踏み倒したというエピソードをよくよく検討してみると、やはり現実味のない話の展開であることも多く、これらが根も葉もない作り話であることがわかると思いますが、「借金を踏み倒すことは可能なのか。やったらどうなるのか」という点がつい気になってしまうのも人情ですよね。

借金の踏み倒しというのは、やはりフィクションの世界でのみ考えたほうがよいと言えます。本当にやることについて、そして踏み倒すことができてしまった後について考えると、あまり益のない行為であることがわかります。それらの可能性について、簡単にご説明いたしましょう。審査が甘いのはかなりいいですね!体験談も勉強になります!

まず、サラ金を踏み倒すことはそもそも可能なのでしょうか。

この点については、大いに疑問が残るところです。借りたお金を返さず、催促などにも応じなければ、それで業者は回収を諦めてくれ、結果的に踏み倒すことができるのでしょうか。

そのようなことは決してありません。お金のやり取りにそのようなうやむやさはありません。業者側も返すべきお金を返してくれない利用者に対しては断固とした措置を取ることも多く、下手をすれば裁判沙汰になることもありえます。ゴネていれば相手が諦めてくれるということはありませんから、基本的に払うべきものは払わなくてはなりません。

他にも、夜逃げや姓の変更など、借金を踏み倒す方法はまことしやかにささやかれますが、それらの方法が果たして本当に現実的なものか、少し冷静に考えてみればわかります。借金を踏み倒すことはおろか、それらの方法を実行し得るかどうか、そして本当にその後で生活ができるのか、大いに疑問が残るところです。

では百歩譲って、それらのテクニックによって借金を踏み倒せたとしましょう。それは果たして利用者に良い結果をもたらすのでしょうか。

正規の手続きを踏まずに借金の回収から逃げおおせたとしても、それによって借金が帳消しになるわけではありません。単に債務者が連絡不能になっただけであり、その借金についてはいつまでも残ったままです。当然、利子なども発生し続けていることになります。

そのような状態を放置していれば、借金は返したくても返せない額にまで膨れ上がっていることも多く、精算不能に陥る可能性があります。一度そうなってしまうと、もはや債権者から逃げ続けるだけの、逃亡者のような人生を送る可能性もあるでしょう。そのような毎日に嫌気が差し、借金を踏み倒したことを後悔したとしても、一度そこまで状況が進んでしまうと引き返すことが難しくなってしまいます。

借金を踏み倒した後、なんとか生活する場を作れたとしても、一度借金を踏み倒している以上、信用が問われる場面は避ける必要があります。過去に借金を踏み倒している事実が明るみに出れば大問題になるからです。新たな借金はおろか、クレジットカードなども生涯手を出せなくなる可能性が高いのです。借金を清算しない以上、その状態が一生続くことも考えられます。

借金の踏み倒しには、以上のようなデメリットが考えられます。これらを見てみれば、目先の債務から逃げてしまうと一生を棒に振るリスクがあります。短期的には得なように思えても、長い目で見れば決して益のあることではありあません。借金はきちんと返済しましょう。

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