サラ金利用者は貯金ゼロ?傍からではわからない意外な実態をご紹介!
サラ金を利用したことが一度もないという方も珍しくありません。やはり自分のものではないお金を手に入れ、後になって利子もつけて返さなくてはならないという仕組みから、堅実な人生を望む方からは敬遠されがちです。ただの消費財のために利子が発生するお金を利用するのは効率が悪いですから、それもあながち間違いではありません。
サラ金を利用したことが一度もない方からは「サラ金を利用している人はなぜそのようなサービスを利用するのか?彼らには貯金がまったくないのか?」という疑問の声がよく聞かれます。
サラ金の利用を控えている方にとってみると、現金の必要性があればサラ金ではなく貯金からまかなっている方がほとんどでしょうから、サラ金を利用している方の理解に苦しむ部分もあるでしょう。
サラ金を利用している方の貯金はまったくゼロであるのが基本なのかどうか、傍から見ているだけではなかなかわからないその実態について、少しご紹介しておきましょう。
サラ金を利用している方の貯金額について、さすがに正確な統計などは存在しませんから確かなことは言えませんが、みんながみんな貯金ゼロだからサラ金を利用しているという実態はあまり考えられません。仮に貯金がゼロであったとしても、収入が多いことから可処分所得が多く、事実上貯金があるに等しい状況である方もいらっしゃるでしょう。
なぜそう言えるかというと、本当に貯金がゼロであり、自分の収入のみで家計を回すことすらできない方に対しては、サラ金業者も慎重な対応をとることがほとんどだからです。つまり、そのような方にはお金を貸し付けても返ってこない可能性が高いとして、貸付を断ることが多いわけです。
逆説的ではありますが、サラ金業者がお金を貸し付けている方というのは、貸したお金が返ってくるだけの収入や貯蓄がある方のみに限られると言えます。したがって、「サラ金を利用している人はみんな貯蓄のない人」という図式は必ずしも正しいとは言えません。
では、「なぜ貯蓄やそれに類する収入があるのに、サラ金を利用するのか?」という点が気になりますよね。この点について見ていきましょう。
サラ金を利用する動機は、残念ながら極めて個人的な事情や考え方も色濃く反映されますので、容易に一般論を申し上げることはできません。好きな食べ物が人それぞれ違うように、このようなサービスが何となく好きだからという理由で利用されている方ももちろんいらっしゃいます。
それ以外で、もう少し合理性の強い理由をあげるとするなら、サラ金が提供している融資サービスが、ときには銀行などのサービスよりお得に使えるシーンもあるからということがあります。例えば、銀行などで時間外手数料を取られるよりもサラ金で借りたほうがお得になるシーンもないわけではありません。そのようなときは、よりお得になるサラ金のサービスを一時的に使うということも一種のテクニックです。
また、本当に大至急現金が必要になったときなどに、銀行よりもサラ金の窓口のほうが近いのであれば、サラ金を使う方が合理的ということになるでしょう。一秒を争う場面では、単なる距離の違いも重要です。
このように、サラ金も使い道次第と言える部分があります。したがって、サラ金を利用している全員がお金にひどく困っているということはないのです。